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アメリカFDA 新型肺炎コロナウィルス感染拡大により、FSVP査察をリモート実施発表

FDAはCOVID-19感染が拡大していることから、公衆衛生上の緊急事態とし、一時的にFSVPの査察をリモートで実施することを、2020年4月3日に発表しました。これにより、Foreign Supplier Verification Programs for Importers of Food for Humans and Animals (FSVP) 査察時に必要な資料及び記録を電子的に送付することを要求しています。


FSVP規制では米国輸入される食品が米国FDAの食品安全基準を満たしていることを、輸入業者が確認することを義務付けています。従来FSVP査察とは米国FDAが輸入業者の事業所で行うものです。FSVP規制元ではFDAが輸入業者に対し書面にて電子的情報開示の要求権限があるとされています。今回の新型コロナ蔓延に対し、米FDAは今まで行ってきた現場査察に対応することは困難であると判断し、収束がつくまでの期間限定でFSVP査察をリモートで行うとしています。

新型コロナによる影響で対象となっている食品施設や農場の査察が延期されており、これから行われるリモート査察はこれらの食品施設や農場を優先順位として進められます。今後もFDAは今まで通りの手順にて輸入業社の査察を継続する予定であり、また同様に査察後のフォローアップも今まで通り行われる予定です。今後リモート査察対象となる輸入業者には、米FDA査察員から連絡が行き、リモート査察のプロセスと書面による記録が残される事前説明が行われます。

一方で、食中毒発生などの緊急な対応が必要なものは、FDAはFSVPの立入査察を実施するとの見解を示しています。このような場合、FDAの査察官は、疾病管理予防センターが推進するソーシャルディスタンスを実践しながら、査察を対応します。

FSVPに対するワーニングレターの発行が増えており、このリモート査察導入により今まで以上に査察への準備が必要になってきます。オンラインショッピングが主流になりつつある今、米国へ食品を輸出する際FSVPへの対応は必須となっています。

グロービッツでは今までのFSVP対応は勿論、時世によって変わる規制への対応も行っております。米国ビジネスから規制対応も含め総合コンサルティングを承っています。

 
 
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